ユーカリは厄介者？

オーストラリアと言えばユーカリの木をイメージする人は多いのではないでしょうか。
私は、日本でアロマセラピーの勉強をしている時
ユーカリと出会いました。
始めはとても苦手な匂いでどうしても好きになれなかったのですが、
ある時レモンユーカリのアロマ精油を
いいかなと思い始めました。
これがきっかけとなって他のユーカリの香りも好きになりました。

さて、先日オーストラリアでハイキングする機会があり、
そのユーカリの生い茂る森へと出かけて行きました。

皆さんがイメージするオーストラリアの森は
赤茶色の大地ですか？
それともマングローブの生えるようなジャングルでしょうか？

私がハイキングに出かけたビクトリア州南部の森は、
日本の森のように緑がとても美しいところです。
でも森に入った瞬間、その匂いの違いに驚きました。
匂いは全体的にすっきりとしており、
鼻がすぅーとするような匂いです。
アロマで香るユーカリの精油をとても薄めたような匂いです。
この匂いのおかげで、とても気分がリフレッシュされました。
ユーカリの森は、森林浴にはとても良いなぁと思っていました。

ところがこのユーカリは現地では厄介者扱いをされています。
なぜならユーカリの木に含まれる油が
夏の暑い時期にこれが発火し
大きな森林火災を引き起こしているからです。
（こちらでは森林火災をブッシュファイアーと呼びます。）

ハイキング途中にもブッシュファイアーの後を
見ることが出来ました。（↓下の写真です。）



これはビクトリア州では夏の大きな自然災害となっています。
時には近隣の町まで飲み込んで大きな被害となることもあります。

実は12月からオーストラリアは夏本番です！
今年は大きなブッシュファイアーが起こらなければいいのにと
願わずにはいられません。

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